鉛蓄電池とは? | 鉛蓄電池・シールドバッテリー



鉛蓄電池とは?

鉛蓄電池

鉛蓄電池とは?

鉛蓄電池とは?

鉛蓄電池とは、鉛を電極に使用した二次電池()の1つです。正極板に二酸化鉛、負極板に海綿状鉛、そして電解液に希硫酸を用いています。簡単にいえば鉛と硫酸の反応によって電気を蓄えるもので、充放電を繰り返しています。


※二次電池…再充電可能な電池のこと。鉛蓄電池、ニッケルカドミウム電池などが代表的。ちなみに再充電不可能な乾電池などが一次電池にあたる。

特徴

原材料の鉛が安価である、比較的高い電圧を取り出せるという2点から、生産量世界第1位の二次電池となっています。短時間の大電流放電や長時間にわたる少量の放電に対しても安定した特性を持っています。しかし硫酸を使用するため、破損時の危険が高いこと、他の蓄電池に比べてサイズ・重量ともに大きくなるというのが欠点です。

用途

自動車のエンジン始動、電気自動車の電力など「自動車のバッテリー」としての利用が大半を占めています。他にも、産業用として緊急時のバックアップ電源、バッテリー駆動のフォークリフトやゴルフカート、小型飛行機などにも用いられています。

シールドバッテリー(MFバッテリー)

シールドバッテリー(MFバッテリー)とは、MF(メンテナンスフリー)タイプでシールドによる完全密閉型の鉛蓄電池(バッテリー)。使用中でもバッテリー液が減らず、液の補充も不要です。電極板にカルシウム合金を使用し、電解液をマット式セパレーターに吸収させることで密閉構造を実現しています。

現在、バイクのほとんどがシールドバッテリーを採用しています。また移動用電源(屋外使用機器や無線機の電源など)にも用いられています。

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